中国西北部の中心都市〜西安〜  西安で見たもの食べたもの,中国現地情報,何でも紹介します。旅行でも留学でも,西安に来る前にまずお立ち寄りください。
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 バス,タクシーと,西安市内の交通手段を紹介してきましたが,今回は締めくくりとして裏の交通を紹介します。

 バスですと,やはり大まかな移動しかできず,バス停が近くにない場所への移動はちょっと不便です。かと言って,タクシーはお金がかかるので気軽には使いたくないものです。

 では,どこでも指定する場所に行ってくれて,かつ料金が安い乗り物はないのでしょうか?あるんです。それは…

三輪車1

これです。名前は「三輪車」(サンルンチャー)。基本的には屋根付きのバイクです。この三輪車の魅力は,料金が安いこと,それにタクシーでも入っていけない細い路地もどんどん入って行けること。残念ながら乗ったことがないので厳密な料金ははっきり分かりませんが,数元程度のものです。スピードは期待できませんが,二人から四人は乗れるので,方向が同じ見知らぬ人と割り勘で払うとかなり安く上がります。運転手たちはよく地名を叫びながら,そこまで行く人たちに一緒に乗るように勧め,3,4人が乗ると出発します。一応屋根もあるので,雨風も少しは防げます。

 もう一つは…

バイクタクシー1

 これです。なんだ,単なるバイクじゃないかと思う方もいらっしゃるでしょう。そうです。単なるバイクです。後ろの椅子に座り,オッチャンに抱きついて乗ります。最大三人乗りしているのを見たことがあります。屋根がないのが不便ですが,それでもスピードと乗り心地は三輪車より随分良いです。狭い所や渋滞もスイスイ行きます。値段も高くありません。この前ある女の子たちが声を掛けられていて,どこそこまで6元でどうだと言われ,断ると,じゃあ4元でどうだといきなり値引きしていました。

バイクタクシー2

ただ,これらの乗り物には最大の欠点があります。それは,「非合法」だということです。つまり,無許可営業なんです。政府はこの手のものを認可していませんので,事故など何か問題が生じても保護を期待することはできません。料金に関しても何のきまりもないので文句も言えません。

 この三輪車もバイクもバスの便利が良くない場所の近くなど特定の場所によく集まっているのですが,パトカーや白バイが来るとクモの子を散らすように慌てて逃げて行きます。時々,逃げ遅れて警察につかまっている人たちも見かけます。でも,しばらくするとまたみんな戻って来て,何事もなかったかのように地名を叫びながら行き交う人に声を掛けて営業を再開します。何ともたくましい限りです。

 ちなみに,若い男性の場合,「よぉ,兄ちゃん!」に相当する「シャオ ホーズ」と呼びかけられるのですが,私にはそれがいつも「シャオ ホウズ」(小猿のこと)と呼ばれているように聞こえて,個人的には微妙に気持ち良くないです(ただの勘違いなんですが)。

三輪車2

 繰り返しますが,これらの乗り物は違法です。庶民にとっては安価で便利な手段となってはいますが,やはり公共の乗り物のように気軽に安心して乗るわけにはいきません。もし使うとすれば,リスクを覚悟して自己責任でお使いください。旅行などの場合なら,誘われてもよくよく考えて決めましょう。

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 バスについてはすでに紹介しましたので,今回はタクシーをご紹介します。

 西安のタクシーは主に二種類あります。違いは値段だけのことなのですが,色で見分けられます。青色が安くて,緑色が高いと覚えておくと良いかと思います。

 青色のタクシーは初乗り4元で1kmにつき1.4元,緑色のタクシーは初乗り6元で1kmにつき1.5元が加算されます。圧倒的に多いのは緑色のタクシーです。
タクシー1

 タクシーを使うメリットは,やはり自由にどこでも行けること,そして速く行けることです。この前,いつもだとバスで50分から1時間かかっていた場所に20分で行けました。

 そして,もう一つは,当たり前のことですが座れることとギュウギュウ詰めにされないこと。前にも触れた通り,こちらのバスはこれが結構つらいので,疲れている時はタクシーがお勧めです。

タクシー2

 一方,デメリットはまず値段の高さ。バスだと最低で0.5元,高くても2,3元もあればかなり遠くまで行けるのに,タクシーだと最低6元かかりますし,バスで4つか5つのバス停分の距離でも10元程度しますので,荷物が多いとか急いでいる時などでなければバスのほうが良いかと思います。

 もう一つのデメリットは,行き先を説明しなければならないこと。中国語がまだイマイチだった頃,特にこれを恐れてタクシーを使いませんでした。ドライバーはほとんどが地元の方言を話す人なので,普通話が通じない人もいます。かなり話せるようになっても伝わらないことがあるので,有名な場所でなければ,行きたい場所附近の通称くらいは知らないと説明に苦しむハメになります。地図を見せて指で示すのが良いかもしれません。ただ,意外にも地理に詳しくないドライバーもいたりします。一度,市内の別の区の名前を言ったら,そこはあまり詳しくないからと法外な料金を言われたので,乗らずにやめたことがあります。

 そして,最大のデメリットは,外国人だと分かると値段をふっかけるドライバーがいること。バスなら固定料金ですが,タクシーは長距離の場合は交渉して値切れる反面,ぼったくられる危険もあります。

 ですので,タクシーを使う場合,乗る前にまずお勧めするのが,どこそこに行くのだがいくらで行けるかと尋ねることです。一台目で決めずに,何台か尋ねて相場を知ると良いでしょう。値段交渉したいなら,乗る前に値切る必要があります。ちなみに,鐘楼から大雁塔くらいなら20元もあれば行けると思います。40元も請求されるようなら高すぎです。
(空港と市内の往復の場合,シャトルバスがあるのでそちらを使いましょう。一人50元ほどで良いはずです。タクシーだと特に夜は150元も取られることがあります。空港で,もうこの時間はバスがないからと言って近づいて来るドライバーがいますが,夜の最終便(0:00頃)に合わせたバスもありますので,簡単に話にも車にも乗らないようにしましょう)。

 乗ったら必ず,ドライバーが料金メーターを倒したか確認しましょう。きちんと倒していたら,カチャカチャと音がしてレシートが3分の2くらいまで印刷されます。乗った時間を印刷するためです。音もなくレシートも動いていなければちゃんと倒していないので,後で適当なことを言われてぼったくられることになります。
タクシー3

 あと,気をつけたいのは,”黒車”(ヘイチャー)と呼ばれるものの存在です。これはナンバー登録をしていない車など違法な車を指しますが,タクシー業登録をしていない日本で言う白ナンバータクシーも含まれます。あえて言いますと,色は必ずしも黒ではありません。要するに違法な人たちです。犯罪に巻き込まれる危険があり,時々恐ろしい事件も耳にします。絶対に使わないでください!ちゃんとしたタクシーなら,日本と同じく料金メーターの横に写真入りの身分証があるので,それをちゃんと確認して乗りましょう(人によって何十年前のだろう?と思えるほど写真より老けこんでいる人もいますが…)。
 と言っても,大抵のタクシーは問題ありません。問題が起きるといえば,料金を高く取られる場合くらいです。
タクシー4

 最後に,これはメリットかデメリットか判断しかねますが,大抵のタクシーがとにかく飛ばしてくれます。つまり,結構スピードを出します。だから速く着くんです。でも,正直怖いです。こちらの人の運転は大阪も顔負けです。ほんの数十メートルでも目一杯加速し,車間はほとんど空けず,常に急ブレーキですので絶えずヒヤヒヤものです。隙間さえあれば割り込み,頻繁に車線変更し,渋滞しているとなると裏道へ抜けるために道路から外れて妙な所に入って行ったりします。ですから,私はタクシーに乗る時あまり前を見ないようにしています。スリルが好きな人には最高かも知れませんが…。
タクシー5

 西安は観光地だからか,市民の車所有率が低いのか分かりませんが,タクシーがとても多いです。主要道を走る車の半分がタクシーかと思えるほどです。なので,どこでも簡単にタクシーをつかまえられます。(ちなみに,こちらの人はタクシーを使うことを”打車”(ダァ チャー)と言います)。バスに時刻表がなくかなり待たされることがあることを思えば,お金と言語力とスリルを気にしなければタクシーはかなり良い乗り物だと思います。時間があまりない旅行ならタクシーのほうが良いでしょうね。でも,いずれにしても土産話のネタとして一度くらいは中国のタクシーに乗ってみて欲しいですね♪

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 西安で最も安価で便利な交通機関は恐らくバスでしょう。でも,慣れないうちは使うのが結構大変です。そこで,今日はバスの乗り方を紹介したいと思います。
バス事情1

 まず,バスの種類は,おおまかに分けて2種類あります。固定料金のバスと距離に応じて料金が異なるバスです。
 固定料金のバスの場合,始発から終点までどこまで乗っても料金は同じです。いわゆるワンマンバスで,料金を集める人はいなくて,自発的に料金を箱に投入して乗ります。このタイプは前のドア側に料金箱があるので,そちらから乗らないと運転手さんに怒鳴られることになります。下の写真のように書いてあるバスは確実にこのタイプです。「切符売りはいません」=”ワンマンバスです”ということです。
バス事情3

 距離で料金が異なるバスの場合,料金箱はなく,料金を集める係の人が乗っています。ですので,前から乗っても後ろから乗っても大丈夫です(ただ,このタイプの大部分は小さなバスでドアが一つしかないですが)。ですが,問題は自分がどこまで乗るのかをきちんと言えないといけないということです。事前に行き先の地名とバス停名を調べておかないと面倒なことになります。それと,バスの中はただでさえうるさいので,大きな声でしっかり発音しないと,勝手に別の地名と思われるか,「ハァ?」と言われて何度も言い直させられるかになります。
バス事情

 それで,乗る前にバス停でじっくり調べておくのは大切です。路上で売っている市内地図にもどのバスがどこに行くのかという一覧表が載っているので,それは買っておいたほうが良いと思います(一枚2元)。

 固定料金の場合,大部分は1元で,一部2元のものもあります。このタイプのうち,かなりの部分のバスでバスカードが使えます。
バス事情4

 このカードを使うと,料金が半額になります。つまり,大部分のバスは0.5元(7〜8円程度)でどこまででも行けることになります。このカードは,「商業銀行」だけで購入できます。発行料が20元で,チャージしておく金額を上乗せして払って作ります。チャージ料金は30元,50元,100元の3種類です。無期限で使用でき,使い終わったらまたチャージできます。

 基本料金の20元は10回以上乗ればもとが取れるので,30元のチャージで単純計算で60回乗れることからすると,一日平均2回乗る場合1ヶ月の滞在だと,カードを使わない場合より10元の節約になります。
 たった10元(150円ほど)かと思いますが,使えば使うほど差が出てきますし,何よりも便利さが違います。というのは,ワンマンバスの場合,お釣りは出ないからです。つまり,バスに乗るたびに1元札を用意しておかなければならないんです。実はこれが結構面倒で,このカードを作るまでは買い物をする時にも絶えず1元札を残しておくように気をつけなければいけなくて,財布はどんどん膨らんできますしとても厄介でした。なので,もし1ヶ月以上の滞在を考えている方なら,すぐに作ることをお勧めします。
 ちなみに,このカード,去年の夏までは乗車料金が2割引だったのが,秋から半額になったので現地の方も多くの人が持つようになりました。でも,まだ1元札を握り締めてバス停で待っている人はよく見かけます。
 距離計算のバスの場合,ほとんどは3駅0.5元です。中には最低1〜2元からというのもあります。


 さて,いよいよバスに乗りますが,まず必要なのは「覚悟」です。というのは,こんな状態になるからです。
バス事情2

 こちらでは,一列に並ぶ習慣はありません。早い者勝ちです。別に最後に乗ればいいやと思うかも知れませんが,その場合最低でも最後の人の後ろにピッタリとくっついて乗る意志を示さなければ,運転手さんは平気で置いていってしまいます。それに,たいていの場合,これほど混雑している時は相当の覚悟がなければそのバスに乗れません。すぐに一杯になって,後ろで待っている人には運転手さんが「次のバスに乗れ!」と怒鳴るからです。でも,以前にも触れたとおり,ここのバスに時刻表はありません。次のバスが5分ほどで来ることもあれば,1時間近く待っても来ないことがあります。そして,次のバスが来る頃にはさっきと同じがそれ以上の数のお客さんが待っていて,前回と同じようにしているといつまでたっても乗れないことになります。ですから,バスケットのスクリーンアウトさながらに,入口に駆け寄って自分の順番を体を張ってキープしなければなりません。

 乗り込んだら,できる限り奥のほうへ移動しましょう。どんなにギュウギュウ詰めでも,次のバス停ではさらに多くの人が乗り込んでくるからです。それに,前の方は混んでいても後ろの方は空いていることが少なくありません。また,ワンマンバスの場合,基本的には後ろからしか降ろしてもらえないので,降りる準備のためにもそのほうが良いかと思います。

 降りる準備…これは大切です。なぜなら,降ろしてもらえないことがあるからです。「エッ?」と思うかもしれませんが,降りる意志を示す人がいない場合,バス停で止まらずに行ってしまうことが少なくありません。
 まず,アナウンスをよく聞きましょう。行き先の地名が言われたらすぐに降り口近くに行ってください。でも,景色にも絶えず注意していないと,アナウンスが間違っている場合も多く,一つ前のバス停を言っていることがあります。そして,運転手さんがこう叫んだら特に注意してください。「下不下?!」(シヤ ブ シヤ?!) これは,「誰か降りるのか?!」ということです。降りる場合は迷わず「下!」(シヤ!)と叫びましょう。誰も何も言わなかったら,間違いなくそのバス停は通り過ごされます。

 ついでに,降り口に行きたいのに混雑している場合,「譲一下」(ラン イー シヤ)(「通してください」)と言いましょう。言わないと誰も通してくれません。そして,降りるのを待っているように見える人にも必ず「下不下?」(シヤ ブ シヤ?)「降りるの?」と尋ねましょう。実はそこにいるだけの場合が少なくなく,降りるのに手間取っているとすぐに扉は閉まって,バスは発車してしまうからです。


 いかがでしたでしょうか?西安のバスはこんな感じです。大変ですが,地下鉄がまだない今,やはり安くて便利です。タクシーなら最低4〜6元かかるからです。それに,タクシーの運転手に行き先を説明するのは,慣れないうちは至難の業です。中国語力かグローバルな表現力が必要です。でも,バスなら毎日使っているとすぐに慣れますし,安いので失敗してもダメージは少ないです。慣れるとそのうち,バス停やバスの中で中国人のお客からどう行けば良いのかと尋ねられることがあります。それに答えられるようだと本当にバスマスターですね。

 鐘楼に大雁塔,また兵馬俑や始皇帝陵まで,たいていの場所はバスで行けます。是非バスマスターになって格安観光を楽しんでくださいね。

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 今,西安に住んでいる人に一番大きな影響を与えていることは,恐らく地下鉄工事ではないかと思います。
 北京,上海では当たり前になっている地下鉄も西安にはまだ無く,目下工事中です。計画では,メインストリートの長安路を北郊から長安区まで南北に走る線,鐘楼を突き抜けて東大街や西大街を東西に走る線,あと主要地区を回る何本かの線を作っているようです。
地下鉄工事2

地下鉄工事1

 地下鉄工事とはいえ,結局は地上にも影響があります。ただ単に地下を掘り進むだけではなく,上の写真のように地上部分も全部フェンスで覆ってしまうので車線が減ることになります。ですので,交通量の多い場所や日は大変なことになります。
 例えばこんなことや…
地下鉄工事5

 こんなことになります。
地下鉄工事4

 ある日など,バスに乗りましたが,歩くより遅いスピードで,普段なら15分程度で行ける場所が45分もかかりました。渋滞を減らすために作っている地下鉄がかえって渋滞を引き起こしているのですから,何とも皮肉な話です。東京の山手通りの地下に作っている地下首都高速工事を思い出しました。

 もう一つ地下鉄工事が市民に与えている影響はこれです。
地下鉄工事3

 そう,駅を作るという名目のもとに街の取り壊しが大々的に行なわれています。街を新しくするという目的もあるそうですが,まだそう古くない商店街も容赦なく取り壊され,人々の生活が強制的に変化させられています。ある商店街はバスで2つの停留所分近くの距離を取り壊していて,ちょっともったいない感じです。やはり,発展のためには破壊が不可欠なのでしょうかね…。

 この地下鉄工事,計画ではあと2年はかかるようです。果たして本当の恩恵にあずかるのはいつのことなのでしょうか…。

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追伸: おかげ様で,訪問者が1,000人超えました!いつもありがとうございます!

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 今日は久しぶりにバスにやられました。
 数時間歩き回って買い物した後,家に帰ろうとバス停に向かい,試練が始まりました。中国ではバスはすぐ来るとは限りません。ちなみに,下の写真をクリックしてみてくだい。日本では当たり前の"あるもの"がありません。それは…
バス停

 答えは,時刻表です。つまり,こちらのバスは無計画にグルグルまわっているというわけです。
 私が待つ系統はちっとも来ないのに,他の3つの系統はそれぞれ4本ずつ回ってきました。15分,20分と過ぎ,段々イラツキも通り越して,次第に増えるバス停の人々と共に途方に暮れていると…
 やっと来ました。なんと今日は今までで最高の30分です。すでに西安で数ヶ月生活していますので慣れていたはずだったのですが,さすがに30分は長いです。しかも,そこまでのバス停でもたくさん人が待たされていたらしく,すでにギュウギュウ詰めでした。
 こちらでは市民が弱いのでこんなことがあっても何も文句は言えません。怒りのやり場もなくストレスをためたまま家に帰りました。
 皆さんも中国のバスに乗る際にはしっかりと覚悟してからお乗りください。

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